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ヒロのジャズ理論

アヴォイド・ノートって何?

アヴォイド・ノートとは、対するコードのそれぞれのコード・トーン以外のスケール音で、1オクターブ上に乗せるとコード・トーンとの間に短9度の音程が生じ、そのコードの判別を破壊する働きがあるのでアヴォイド(避ける)する音という意味である(ドミナントは例外)。コードが鳴り、アヴォイド・ノートを1オクターブ上で演奏した途端にそのコードが判別不可能になるので試して頂きたい。ただしドリアンスケールの6度とドミナント上に生じるミクソリディアンスケールの4度は別の理由でアヴォイド・ノートだが、ここでの説明は控える。アヴォイド・ノートは避けたいピッチであって、使ってはいけない音ではない。コルトレーンなどはわざと使う。使い方が聴衆にはっきりとわざとやっていると分かるように使う。言い換えれば、アヴォイド・ノートを瞬時に見極められないならわざと使用することも不可能で、ただの間違った音にしか聞こえないということだ。

アヴォイド・ノートの鉄則、何度も暗唱して頂きたい。

  • 始めない
  • 伸ばさない
  • 止まらない
  • 飛ばない

アヴォイド・ノートから、またはアヴォイド・ノートに飛ばない

音列が2度以上の間隔で移行した時、スケールという順次移行に慣れている人間の耳はその跳躍した両端の音程に注意力が向く。もしその両端、つまり移行元の音か移行先の音がアヴォイド・ノートだった場合、そこで鳴っているコードの形態を破壊し、間違った音に聞こえる。曲が遅ければ遅いほど悪い効果が強まる。


V – I 解決するフレーズの例

Here is an example of V-I phrase:


ミクソリディアンの4度音はアヴォイドで、上記のようにジャンプした途端にG7のサウンドが破壊され、CMaj7に解決できなくなる(間違って聞こえる)

Here is an example when avoid note S4 sticks out and bothers the tonality:


例外:もしこのアヴォイド・ノートであるミクソリディアンの4度音が半音でコードトーンに移行するなら、上記のようにこのファから飛んで来て耳がキャッチしたのにも関わらずわざとやったと聞こえる。これをアプローチ・ノートと言う。(特にこの移行先のはG7の最も大切な3度音なので、もったいつけた音、サスペンションと聞こえる。)

However, if avoid note is followed by a valid note in half-step, the avoid note will act as an approach note. While it still catches ear, the unity of the tonality won't be destroyed as bad:

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