Metric Halo 3d カード
Metric Halo 3dカードとはデジタル・シグナル・プロセッサー(DSP)で、リバーブやディレイなどのエフェクトを供給するだけでなく、フルート、ウィンド・シンセ(NuRAD)、MainStageなどのシグナルをMIDIでコントロールするミキサーも備える。
だが、もっとも重要な役目はSRM150モニター・スピーカーのチューニングだ。この5.25インチの小さいスピーカーは全くフラットではないので、3dカードのDSPに含まれる12バンドEQでフラットなレスポンスを作っている。まず、Metric HaloのSpectraFooXを使ってSRM150からピンクノイズをステレオで出力し、EarthWorksのマイクでループバックして誤差を表示させ、12バンドEQでその誤差を修正している。ご覧の通り誤差はかなり大きい。
3dミキサーはSRM150に出力するシグナルと別にEQがかかっていないシグナルをハウス・エンジニアに送ることが可能であることが特筆に値する。