クリスチャンセン木製フルート(c.a. 1920)

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材質:グラナディラ(アフリカン・ブラックウッド)

“THE FIRST HUNDRED YEARS OF THE BOEHM FLUTE  IN THE UNITED STATES, 1845-1945: A BIOGRAPHICAL DICTIONARY OF AMERICAN BOEHM FLUTEMAKERS VOLUME I” BY Susan Marie Beagle Berdahlからの抜粋

カタログの木管フルートの説明には、アフリカ産のグラナディラとコーカスウッドが使用されていることが示されている。クリスチャンセンは、購入した木材を割った後、10年間野外で乾燥させることで優れた品質であると主張している。フルートの製造工程は次のようなものである。

胴体、頭部、足部を必要な大きさに切りそろえ、直径3/8インチほどの小さなリーマーで穴を開け、乾燥した場所に保管し熟成させる。この木が完全に空気乾燥されるまでには5年かかるので、膨大な量の木が手元になければならない。人為的な乾燥や窯入れは、木材の寿命を縮め音色を損なう。

そして、目盛りのついたリーマーで必要なサイズに穴を開け、壁を削って薄くし、両端にフェルールを付ける。次に、見えない割れ目などを検出するためのテストが行われる。弦に吊るし小槌で叩いて、澄んだ鐘のような音が出れば合格、出なければ捨ててしまう。制作後作品を油槽に入れ4〜6ヶ月間保管する。この方法は割れや反りを防ぎ、木材を完全に整えるので以後は油を塗る必要がなくなる。

トーンホールの加工には、音響的に正しい位置に穴を開け、フレーズを付けるという独創的な発明が採用されている。

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